縦縞水田 終

縦縞水田シリーズ
今日
あの田んぼに行ってみたら
きれいに
何事もなかったかのように
二つの田んぼの
稲刈りが終わっていました


「稲刈りの仕組みは分からん!」
という方のために
稲刈りについて簡単に説明します
稲刈りは品種と収穫する量を
あらかじめカントリーに申告して
稲刈りの日程を決めます
その時に
カントリーから搬入切符を渡されます
その切符に応じて
搬入できる量が決まります


それにしても不思議です
今回の刈り入れ時期としては
明らかに中手として
刈っていることになります
このあたりの中手は
品質にこだわるコシヒカリなので
そこに早稲が混じるということは
カントリーとしては
黙認するわけにはいきません
「すべて中手だ」と
偽って搬入しても
見分けはつきませんが
他の生産者にも
迷惑をかけることになるので
事前に農協と相談しているはずです
相談しても
品質にこだわるコシヒカリですから
たぶん早稲として
搬入することになるでしょう
しかし
今回の刈り入れ時期は中手です


ではどういうことでしょうか
そもそもすべて中手だった
ということでしょうか
そうなると
生育の違いは
田植え前ということになります
苗を複数から買うか
一部を自分たちで作るかした場合
苗の生育状況が
異なる場合があります
しかし
刈り入れ前まで縞々になっているようなことはなく
ほとんど同じように生育します
また
肥料が偏っていた
ということも考えられますが
葉の生育などに違いが出るものの
出穂の時期には
ほとんど違いはありません
ということは
今回は純粋な中手ではありません


やはり
早稲一つ
中手一つとして
田植えをしたんでしょうか


稲刈りも
早稲の田んぼ一つ
中手の田んぼ一つとして
カントリーに申告していた場合
搬入切符の枚数などを考えると
二つとも同時に刈るということは
できません
かといって
先に書いたように
二つとも中手だと申告するわけにもいきません


ということは
純粋な中手でしょうか?
・・・・・・・
無限ループです



結局は
考え方を変えて
カントリーに搬入しなかった
と考えるのが
落ち着くのかもしれません